リアンプの落とし穴

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どうも、ふかだ です。

あるカテゴリーの製品について色々集めてサウンドファイルを作る話になりまして。

自然と どうしたら より製品の特徴が際立つのか、とか、どういう記録の仕方だと聞き手の参考になるか、といった話題に。

自ずとこんな意見が出てきます。

「弾き手の演奏内容の違いを無くすためにフレーズを録音してしまいリアンプで比較するのはどうか」

これですね。。僕は大反対なんです。

同じように「フレーズをルーパーに記録してしまってエフェクターの音作りが楽になる」

これも、目的によっては全然意味をなさないと思っています。


何を目的に比較するのか?


確かに

弾き手がその都度タッチとかを変えていて音が一定じゃなかったら、比較にならないじゃないか

という目線、その考え方はわかります。

でも、「目的」が大事なんです。

・リアンプしてその音を機材に入れて録音して わかるもの

・プレイヤーが面倒でも都度弾いて録音して わかるもの

 

この二種類、全く違うものを録音しているということに気がつかないといけないんですね。

 


リアンプの場合


リアンプの場合は、機材のキャラだけを見ています。

メリットは弾いているうちに弦が死んだりだとかが無く、同じ条件のまま機材に通した変化だけを聞けること。

デメリットは機材を通り道としてしか見てない録音方法だということ、です。

 

 


都度弾く場合


ではプレイヤーがその都度弾いた場合はどうでしょうか?

プレイヤーが録音するときに必ずモニターするわけですけれども、その機材の音をモニターして受けた印象、そしてその印象に対しての一瞬の微妙な反応やそれによる選択、、つまりその機材特有の感触込みの録音状況なんですね。

 

つまり、後者のデメリットは都度弾かないといけないという点で面倒だし、場合によっては何か些細な条件が変わってしまうかもしれないリスクがあります。

その変わりメリットは、機材をただの通り道として考えず、その機材を使うことによるプレイヤーの印象の違いを込みで捉えているので、プレイヤーによっては より個々の機材の持つ大きな魅力を収録することができることが期待できます。

 

ルーパーに通してエフェクターの音作り、も全く同じことが言えますね。

リアンプ状態でエフェクターを操作して得られるのは、ある瞬間の切り取られた演奏表現にたいしてしか意味をなさないため、演奏を無視して、その機材の効果や機能を把握する意味で黙々と機材の操作方法を覚える、ということになります。

一方で楽器を弾きながら操作して得られるのは、あなたが都度楽器をコントロールしている前提での反応を感じられること、つまみの効果だけでなくその瞬間の体感コミで感じられること。

 


比較する上で気を付けておきたいこと


同じように機材の違いを一瞬で把握するためにスイッチャーA/B比較したくなる気持ちや、たくさんの機材が同一条件で設置してあって 比較する状況も こういった機材としてみるのか、音楽の中の役割をみるのか、が扱い方一つで変わってしまう場合があるので、私たちは目的を明確にして、選択肢を注意する必要があるのかもしれませんね。

 

便利な方法には落とし穴もあります。

アナログって難しい!

ふかだ でした。

 

補足:プレイヤーによっては、、の部分の意味

プロはモニターを聞きすぎずに弾ききる技術、という特殊技能を自然と開拓している場合があるので、機材による弾きやすさ・弾きにくさの影響をいい意味でも悪い意味でも相殺してしまうことができるからと僕らは分析しています。

 

 

 

 

ふかだ

ウェブメディア The Tone Creator案内人です。ベーシストの為の音響ブランド VINTAGE FACEの代表としての日々の経験から、向上心ある次世代のベーシストに知っておいて欲しいリアルなところを中心に情報を発信しています。
問題解決・目標達成のための課題抽出からのプロセス化が得意な為、必要としている方へパーソナルコーチングも提供しています。

尊敬しているベーシストTOP5
James Jamerson、Pino Palladino、Derrick Hodge、Meshell Ndegeocello、Willie Weeks
愛用しているベース
Fender 63PB 、Jiraud Black Cloud5 HB

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