ディープなDIの世界 その3

  1. 教えてもらえない機材のこと
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「DI後に繋ぐ端子、機材を知ろう」の記事でも出てきた、

そのDIが「マイクレベル出し」なのか「ラインレベル出し」なのかの話題について

この話題は長いので第一弾!

タイトルには反しますが、今回の話題は本当は全然ディープなことではないので是非覚えて欲しい!

 

DIの分類

 

DIは楽器のノリで「パッシブか」「アクティブか」に分類されがちですよね。

でも実際は「マイクレベルの出力」なのか「ラインレベルの出力」の方がいろっいろと大きく違うので、

仕様、扱い方、価格帯も。。混同すると良くないを超えて ちょっと害があるくらいなんですね。。

 

だからこそ、最初からこれで覚えても良いんじゃないかな〜というものを提案します!


1、DIは「マイクレベル出力」 と 「ラインレベル出力」の2種類(+稀に両方もっているものもある)

2、マイクレベル出力を持ったDIには パッシブとアクティブが存在する

3、その中でもアクティブDIには 色々な方式、特徴のものがある(半導体・チューブ、トランスが〜)

4、ラインレベル出力のDIはマイクプリに入れず、バランスのままライン入力して、ほぼ増幅しないで使うもの

5、マイクレベル出力のDIはいつも通りマイクプリアンプに入力して結構増幅して使うもの

+αな基礎知識1:増幅で音が変わる・変わる・変わる!

+αな基礎知識2:ファンタム電源というのは、そもそもマイクレベル出力をもったDIのための仕様です

 

※なぜなら、ファンタム電源はライン入力ではなく、マイクプリアンプの入り口から出てくるものだからです。つまり、ラインレベルのDIにミスでファンタムがかかってしまう、というケースのほとんどは間違ってマイクプリに繋いでしまった上で 起こっています。ただ例外があって、ヤマハのミキサーの一部の型番など、マイク入力とライン入力が実は内部でパラレル配線されているだけで別々の回路になっておらずPADボタンでレベル管理する仕様のものがあります。ああいうタイプだとちゃんとライン入力していても、オンにすればライン側にもファンタムくると思いますので、安心せずファンタムを入れないように注意してくださいね。


 

興味深い価格の違い

「DIは2-3万で買えるでしょう?」っていう方も中にはいらっしゃるみたいなんですが、、

それは 「マイクレベル出力をもったモデル」の量産品の話。

「パッシブDIって、中身シンプルそうだからハンドメイドするか?」って思って調べて頂くと驚かれる方も多いはず。面白いことが起こるんですよ。メーカーのパッシブDIをちょっと安く売っているところの価格に比べると、材料費だけで販売価格超えることもまぁよくある話なんですね(笑)そんなわけで、やはりハンドメイドものは 4-5万は普通で、マイクレベル出力のDIでも 10万円くらいするものが稀にあります。後にマイクプリアンプを使うと考えると初めてちょっと高級な部類に入るかな〜といった感じ。

 

一方、ラインレベル出力をもったDIは工業品でも安くて倍の5-6万円くらいから。

ざっとリサーチしても普通に10~16万くらい、

機能が増えたりハイブリッドになると30万くらいまでと幅があります。

今回のベーマガ特集にのっていたのも、マイクレベルとラインレベルが混在していましたが、だいたい それくらいの範囲でしたね。ちなみに私たちVintage Faceもマイクレベル出力のDIは「見えないDI」だけで、その他はすべてラインレベル出力の仕様になります。

 

比べるとマイクレベル出力のDIがなぜ安い?

 

それは、使い手の私たちにとっては 後ろにマイクプリアンプが必要な作りになっているからです。

古ったいサウンドが欲しいのであれば、DIでパッシブを選ぶとかではなく、そういう傾向のマイクプリアンプまでワンセットで考える必要がある、というのはレコーディングエンジニアさん側の常識になっていて、同じように密度感があって情報量豊かなワイドレンジなサウンドを手にしようとすると、DI本体だけではなく、マイクプリでもそういったタイプのものを入れておく方が良いのですが、、このパターンも結構コストがかかるのは想像しやすいかなと思います。

この意味ではラインレベルのDIというのは一台でそのサウンドの傾向の基本が出来上がっているので、後ろで好きに変える要素はない分、「自分はこういう方向でいきたいです!」という主張はしやすく、安定した音にしやすいですよね。

また、予算の面でもマイクプリがいらない分、DI一台だと思うと少し高く見えることがあったとしても、

トータルではお買い得な設定とも言えるでしょう。

 

ちなみに余談ですが、、

量産品ではマイクレベル・ラインレベルという仕様はただの一仕様にすぎないのですが、私達VINTAGE FACEの例でいえば ラインレベルにする過程って非常に大事なので、そこを思いっきり丁寧にこだわって ハイエンドなマイクプリがいらない作りとして、単なる出力の仕様 以外の違いを出しています。こういう楽しみがラインレベルのDIにはあったりしますよ〜。

では今回はこの辺で!

 

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